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やはり、アトピーとストレスは無縁というわけではなかった

久しぶりの更新です。私はもうすっかりアトピーから解放されて、私のサイトももう既に2年もの間放置しておりました。

 

実はこの2年間の間にも、メールでありがたいお言葉を頂いた事もあり、その度にまた再開します、と言いつつも、人間のど元過ぎれば何とやらで、もうはっきり言ってアトピーだった頃の事を殆ど忘れています。

 

でも、今回、何故サイトの更新を思い立ったかと申しますと、先日NHKスペシャルで、ストレスががんや、糖尿病、突然死などを引き起こすメカニズムが解明されつつある事をやっていて、やはりストレスとアトピーは無関係ではないと思い直した事がきっかけです。

 

ストレスとは何か?

 

そもそもストレスとは何でしょうか?

 

ストレスを感じると大脳の偏桃体が活発となり、副腎皮質からストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが出て心拍数が上がったり、自律神経が血管を締め付けて血圧が上昇します。

 

これは元々、何万年もの昔、我々の祖先が猛獣などの天敵に襲われそうになった時、瞬時に心拍数や血圧を上げてすぐに走って逃げる事ができたり、すぐに戦えたりと、我々が生きる為に獲得した体の仕組みなのです。ストレスがかかると血が固まりやすくなるとの事ですが、これも敵と戦って傷ついた時にすぐ血が止まるように進化したと考えられているのです。

 

天敵とばったり出くわす事はそんなに頻繁にあるわけではないので、ストレスがかかるのはその時だけで、敵がいなくなったらストレスからは解放されていました。ところが、現代では天敵がいなくなった代わりに、人間社会が発達した事で、仕事や人間関係の事で色々な不安を感じるようになりました。悩みも一つだけなら良いですが、二つも三つも持っていてもそれが当たり前ですよね。

 

しかも、人間の大脳皮質が発達したおかげで、人間の記憶力や想像力が高まり、それでどうなったかと言うと、もう済んでしまってどうしようもない過去の事を思い起こして何度も自分を責めたり、また逆に、将来悪い事が起こるのではないかという想像を働かせて取り越し苦労ばかりをして自分を苦しめたりと、まさに今は目の前に猛獣がいるわけでもないのにストレスを感じてしまうようになってしまったのです。それをマインドワンダリングというのだそうです。どうですか?ご自分に当てはまりませんか?

 

その結果、どうなったかと言うと、ストレスホルモンが出っぱなしの状態になってしまったのです。

 

ストレスが1つだけならまだ良いが、2つ、3つと重なると、ストレスがキラーストレスとなってしまう可能性がある。キラーストレスとは、自分を殺してしまうようなストレスです。

 

ストレスホルモンにより心拍数が上がって血管を拡張しようと働く半面、自律神経が血管を圧迫するという真逆の事が起こる為、血管が切れる危険性が高くなり突然死を引き起こす原因になります。

 

免疫細胞ががん細胞を攻撃しなくなり、がんの進行が速くなる

 

赤血球から鉄分をストレスホルモンが分離し、その鉄分が血管中の細菌の養分となり、血管に穴を開ける
血糖値が高くなり、糖尿病を引き起こす

など、ストレスが体に及ぼす影響が徐々に解明されてきました。また、ストレスがかかった時に、脳の偏桃体からの指令で副腎皮質から分泌されるコルチゾールが、脳の海馬を破壊する事までわかってきたそうなのです。海馬は感情を司る器官なので、うつ病の方が笑えなくなったりする原因がこれなのだそうです。

 

私がそうでしたが、アトピーで医者へ行くと、一言目にはストレスが原因であるとされました。これは医者が、アトピーになった原因がわからない為、ストレスのせいだと言うのが一番都合が良いからだと思っていました。私は実際、アトピー解決編を読んでそれを実践して自分のアトピーを治しましたので、水道の塩素、ミネラルの不足、脂肪酸の偏り、ステロイド、黄色ブドウ球菌など複合的な要素がアトピーの原因である事に確信を持っていますが、どうやらストレスも要因の内の一つである4みたいです。

 

自分が思う事(精神的な事)で、病気になったりならなかったりという事がどうも信じられませんでした。ストレスなんて精神論的なものだろうと思っていたのです。しかし、ストレスと病気との因果関係が解明されつつあり、これは確かに、アトピーとストレスは無関係ではなさそうです。

ストレスに対する対処法

NHKスペシャル、シリーズキラーストレスでは、ストレスに対する対処法も紹介されておりました。これは今すぐにでも実践できますし、実践すると必ず良い結果が得られると思います。どれも簡単な方法です。

 

対処法1 継続的に運動をする

 

30分程度の有酸素運動を週に3回程度行う。運動によって延髄の神経突起が減り、自律神経への伝達が減り、結果としてストレス反応の暴走が抑えられる。運動は脳の構造まで変えてしまう。

 

実は番組を見たきっかけでスピンバイクという代物を買いました。

 

スピンバイク ハイガー

 

↑私が買ったのは、ハイガーというメーカーのスピンバイクです。

 

ランニングマシンだとドタドタと騒音が出ますし、同じような商品でエアロバイクがありますが、マグネット式だと連続30分しか使えなかったりします。30分で床が汗でベタベタになります。かつてジョギングをやろうと思って挫折した事がありますが、家の中でテレビを見ながらでもできるので、これなら長続きできそうです。

 

対処法2 コーピング

 

手順1 自分が気晴らしになる事をできるだけ多くノートに書きだす。

 

手順2 ストレスを感じた時にそれがどの程度のストレスなのか、客観的に分析してみる。

 

手順3 それに見合った気晴らしを行う。

 

手順4 その結果どうなったか?ストレスが解消されたのか自分でチェックする。

 

気晴らしになる事、例えば、好きな音楽を聞く、近所を散歩する、楽器を演奏する、煙草を吸う、歌う、本を読む、ゲームをやる、空を見る、歯を磨く・・・・。何でも良いのです。番組に出てた方がやっていた事は、木に抱き着く、でした。

 

例えば仕事中に上司に叱られたという場合、これはどの程度のストレスなのかを自分でモニターします。例えば数値的に表して、ストレスレベル2かな?という具合です。ではストレスレベル2に見合った気晴らしをするのです。私の場合、レベル2くらいならチョコレートを食べる、とかですね。その結果、ストレスがどうなったか?それをまたモニターする、という流れです。

 

そんな事でストレスが減るのかと思うかもしれませんが、実際やってみると非常に効果的であることがわかると思います。これを知っていないと気晴らしをやっている最中でも悩んでしまいますが、気晴らしに集中する事で、はっきりとプラスである事が意識され、マイナスであるストレスとのバランスがうまく保てるようになったと感じております。

 

対処法3 マインドフルネス

 

マインドフルネスとは、アメリカの大企業でも取り入れられている瞑想法です。

 

椅子に座って目を閉じ、瞑想を行います。その時呼吸は自然に任せますが、息を吸っている時は「吸ってる吸ってる・・・。」

 

息を吐いている時は、「吐いてる吐いてる・・・・。」と、呼吸に意識を置きます。これはまさに、過去でも未来でもなく、今に集中する事で、マインドワンダリングを防ぐ事ができます。また、マインドフルネスの凄いところは、何と、ストレスホルモンによって破壊された海馬の状態までもが復活する事です。

 

以上、3つの対処法を実践する事で、確実にストレスが減り、アトピーの状態も良くなるのではないかと思います。是非試してみてください。

 

 
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